「1年に1度だけの和菓子」
皆さんは1年に1度だけ食べる事ができる和菓子を御存じでしょうか?
それは赤福より販売される「朔日餅(ついたちもち)」であり、「月に一度」と銘打っていますが毎月種類が異なる為、実質的に1年に1種類だけとなります。
「朔日餅とは」
三重県伊勢市に本店を構える「赤福」から販売される餅菓子です。
もともと伊勢には月初めの一日にお参りをする「朔日(ついたち)参り」という風習があり、無事にひと月過ごせた感謝と新しい月の健康を祈るお参りが行われています。
赤福は朔日参りの参拝者へ月替わりで餅菓子のおもてなしを始め、「朔日餅」という名前で多くの方から親しまれています。
・1月1日のみ朔日餅がない。
・全11種類
・本店では購入者専用のシャトルバスが出る
・賞味期限は当日中
・三重以外では愛知、大阪、兵庫のみ購入可能(要予約)
二月:立春大吉餅
二十四節気の始まりは「立春」になり、前日の大晦日には豆をまいて一年の邪気を払う節分が行われていました。
現在でも全国の寺社仏閣では、旧暦の節分にあたる2月3日には豆まきを行う風習があります。
節分を模した黒豆と大豆を使った二種類の朔日餅「立春大吉餅」
小箱(6個入) 740円
大箱(10個入) 1,240円
化粧箱(9個入) 1,600円
三月:よもぎ餅
五節句の上巳(じょうし)の節句(3月3日)にあたる三月にあたり、中国で行われていた災厄を払う風習と日本の禊祓い(みそぎはらい)の思想とが混じりあい、人形(ひとがた)に自身の厄を移して水に流す風習が行われます。
上巳の節句は別名「桃の節句」とも呼ばれ、古来より疫病や邪気を払うと考えられた「よもぎ」を雛壇に添え、女児の健やかな成長を祈る風習がありました。
三月は上巳の節句にちなんだ香り高いよもぎを使用した朔日餅「よもぎ餅」
小箱(6個入) 620円
大箱(10個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,600円
四月:さくら餅
4月はお花見の季節として全国各地で開花宣言が行われ、観光名所はたくさんの人出で賑わいます。
花より団子ということわざがあるように桜の花を愛でながら色合い美しい桜餅を食べる文化は、日本ならではの季節の楽しみ方になるのかも知れません。
花見の時期である季節に相応しい桜を用いた朔日餅「さくら餅」
小箱(6個入) 740円
大箱(10個入) 1,240円
化粧箱(9個入) 1,600円
五月:かしわ餅
奈良時代から続く端午の節句(5月5日)は男子の健やかな成長を祈り、菖蒲(しょうぶ)を軒先に吊るし、柏餅を食べ武運長久、健康長寿を祈る風習となりました。
端午の節句に用いられる柏の葉は新葉が育つまで枯れずに落ちないと言われる事から子孫繁栄を表すとも言われています。
五月は柏の葉とこし餡を用いた朔日餅「かしわ餅」
小箱(6個入) 620円
大箱(10個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,600円
六月:麦手餅
夏の季語を表す麦秋(むぎあき)は、音読みで「ばくしゅう」と読まれ麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の季節を指します。
田植え時の間食として麦手餅(むぎてもち)は食され、これから始まる忙しい田植えの季節に向けて農夫たちの力強いエネルギー源となっていました。
もち麦粉が入った餅と黒糖味の餡を包んだ朔日餅「麦手餅」
小箱(6個入) 620円
大箱(10個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,500円
七月:竹流し
猛暑の七月は暑さから川の流れを感じる葛きりや水まんじゅうなどの清凉な和菓子が多く作られます。
中でも水ようかんは通常の羊羹と比べ寒天の割合が少ない事から水が多く含まれて涼しさをより一層感じる事が出来る和菓子です。
自然の青竹を用いて赤福餅で使用されるこし餡を使った朔日餅「竹流し」
小箱(5個入) 780円
大箱(10個入) 1,550円
化粧箱(5個入) 1,800円
特大(1本入り) 1,000円
八月:八朔粟餅
古来、田の実りを感謝し新穀を贈答して祝う習わしがあり、それはお中元の始まりとも言われています。
8月1日を八朔(はっさく)といい、神宮ではこの日のお参りを八朔宮参りと称し、米や粟の初穂を神前にお供えし、あわ餅を食べる風習があったとされます。
雑穀の粟を使用した口当たりの良い餅に黒糖風味の餡で包んだ朔日餅「八朔粟餅」
小箱(8個入) 720円
大箱(12個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,500円
九月:萩の餅
萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・朝顔
これらは秋の七草として親しまれる草花であり、萩は草かんむりに秋と書き、古くから親しまれる秋草の1つです。
小豆の粒を残した餡を用いるおはぎは、咲き広がる萩の花を模し、実りの豊かさを表したお餅とされます。
塩味をきかせた餡を使用した朔日餅「萩の餅」
小箱(6個入) 620円
大箱(10個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,500円
十月:栗餅
五節句である重陽の節句(9月9日)は、不老長寿を祈り、菊の花を浮かべた酒を酌み交わし、栗飯や栗菓子を食べ節句を祝いました。
古代中国より伝わった重陽の節句は、縁起の良いとされる奇数「9」を陽数と呼び、それが重なる9月9日を重陽(ちょうよう)として節句の締めくくりとしました。
十月は栗餡を包んだ栗餅に栗の甘露煮を添えた朔日餅「栗餅」
小箱(6個入) 930円
大箱(10個入) 1,550円
化粧箱(9個入) 1,800円
十一月:えびす餅
11月20日に行われるえびす講は、商売繁盛を祝う祭礼で全国各地の神社で熊手や福笹などの縁起物が授与されます。
えびす講でお祀りする七福神の神「ゑびす様」は打ち出の小槌を振るえば小判を降らせる商売繁盛の神様として有名です。
十一月は、打ち出の小槌を模した黒糖風味のお餅と小判を模したゆず風味の餅でえびす様の神徳を表した朔日餅「えびす餅」
小箱(6個入) 740円
大箱(10個入) 1,240円
化粧箱(9個入) 1,600円
十二月:雪餅
二十四節気の「大雪(たいせつ)」にあたる12月は全国各地で初雪を観測する季節となります。
暖を取る為に火を用いる事が多くなり、それによって火事の災難に触れる時期でもありました。
同封される千社札(せんじゃふだ)には、防火祈願の「火の用心」が描かれております。
もろこし粉入りの餅とこし餡を包み、大雪を表現した朔日餅「雪餅」
小箱(6個入) 620円
大箱(10個入) 1,030円
化粧箱(9個入) 1,500円
「予約方法」
本店以外の場合、毎月1日から行われる事前予約を店舗に来店し申し込む必要があります。
翌月の朔日餅を予約する方法になり、開始日は購入したい朔日餅の前月1日から行われ、生産数との兼ね合いで数に達し次第終了となります。
9/1から予約開始
「2月朔日餅の場合」
12月1日から予約開始※1月の朔日餅がない為
実際に店舗に行き、タブレットに必要事項を記入して引換券を受け取ります。
余談ですが毎月1日の販売日当日にキャンセル分を購入できる制度があります。
これは受取り時刻の18時を過ぎても来店されない方の朔日餅を希望者に販売しており、基本的に受取り時刻を30分過ぎる頃には無くなっているそうです。
イレギュラーな方法なので基本的には、予約注文を強くお勧めします。
当日の18時過ぎにキャンセル商品の販売があるので、運が良ければ購入可能
雑誌・テレビで紹介 札幌の Bean to Bar Chocolate 専門店!【SOIL CHOCOLATE】
「販売場所」
【三重県】
近鉄百貨店四日市店
EXPASA御在所上り線赤福茶屋
【愛知県】
ジェイアール名古屋タカシマヤ店
松坂屋名古屋店
名古屋三越栄店
名鉄百貨店本店
【大阪府】
近鉄あべのハルカス店
近鉄百貨店上本町店
高島屋大阪店
阪急うめだ本店
阪神梅田本店
【兵庫県】
神戸阪急店
【赤福本店】
本店での購入方法
コメント