静岡県:安倍川もち/やまだいち
静岡県静岡市の名物である「安倍川もち」は、江戸時代初期に安倍川岸で徳川家康に献上されたお餅が発祥となっています。
時代は下って戦中戦後の物資の入手が困難な時代にはその伝統も廃れ、再興を図ったのが山田一郎という人物になります。
静岡駅で販売し成功を納めた後も小分けのパッケージやお土産用の安倍川もちなど様々な工夫を凝らし、全国に安倍川もちを広める役割を果たしたとされます。
本来の安倍川もちはつき立ての餅にきな粉をまぶして上白糖をかけたものになりますが、現在ではきな粉とこし餡の2種類を1皿に盛ったものが一般的とされます。
たんぱく質 4.0g
脂質 0.7g
炭水化物 46.1g
食塩相当量 0g
砂糖(国内製造)、もち米(国産)、水飴、小豆、大豆
製造者:株式会社やまだいち/静岡市駿河区登呂5-15-13
三重県:絲印煎餅/播田屋
伊勢神宮の門前町に店を構える播田屋は、江戸時代の末期に茶屋として創業したのが始まりとされます。
絲印煎餅(いといんせんべい)にある「絲印」とは、室町時代(1336~1573年)以降に明(みん)から輸入された生糸に添付されていた銅製の印鑑を指します。
輸入生糸それぞれに必ずこの銅印が付けられており、日本に到着後、改めて生糸の量を計量し、受領証書にこの銅印を押して取引の証としていたそうです。
たんぱく質 10.2g
脂質 5.8g
炭水化物 78.0g
食塩相当量 0.3g
原材料名
小麦粉(国内製造)、砂糖、鶏卵、食塩/膨張剤、(一部に小麦・卵を含む)
値段:480円(税込)/1袋
製造者:有限会社播田屋/三重県伊勢市河崎2-13-5
鹿児島県:げたんは/南海堂
「げたんは」という独特な名前は、泥に汚れた下駄の歯に似ている事からきており、見た目から「三角菓子」とも呼ばれるようです。
江戸時代(1603~1867年)、鹿児島県を納めていた薩摩藩が琉球王国を支配し、奄美や琉球で行われていたサトウキビ栽培や黒糖作りを独占した背景から、鹿児島県で黒糖が甘味料として強く根付きました。
製造方法はとてもシンプルで、小麦粉と重曹に水で溶かした黒糖を入れて生地を作ります。
生地はオーブンで焼き上げ粗熱を取り、二等辺三角形の形に切り取った後に、黒糖蜜の中にくぐらせて出来上がりです。
たんぱく質 5.1g
脂質 4.2g
炭水化物 72.6g
食塩相当量 0.1g
【原材料名】
小麦粉、加工黒糖(国産)、粗糖、砂糖、混合ぶどう糖果糖液糖、鶏卵、麦芽糖、膨張剤、着色料(カラメル)
値段:300円(税込)/1パック(10切入)
製造者:株式会社南海堂/鹿児島県鹿児島市伊敷
宮城県:パパ好み/松倉
たんぱく質 3.9g
脂質 3.6g
炭水化物 22.8g
食塩相当量 0.41g
うるち米(国産)、もち米(国産)、落花生(中国)、アジ、醤油、砂糖、ごま、みりん、昆布エキス、昆布、デキストリン、かつお節、海苔、かつおエキス、えび、アオサ、植物性油脂、食塩、唐辛子、香辛料/調味料(アミノ酸等)、加工澱粉、(一部に小麦・落花生・えび・大豆・ごまを含む)
製造者:株式会社 松倉/宮城県大崎市古川前田町4-6
北海道:あげいも/札幌わかさや本舗
北海道の郷土料理として有名な「あげいも」は、ジャガイモにミックス粉を纏わせて揚げた食べ物が一般的ですが、札幌わかさや本舗から販売される「あげいも」は和菓子として認知されています。
寒さが厳しい北海道でサツマイモをお菓子に出来ないだろうかと考えた末に、大福豆とビート糖を使用した白あんの和菓子「いも風味」が出来ました。
その後、いも風味に衣を付けて油で揚げた「あげいも」が誕生しました。
断面をみるとサツマイモの線維を模した切り昆布が材料として使われています。
たんぱく質 5.9g
脂質 5.1g
炭水化物 64.2g
食塩相当量 0.2g
白餡(国内製造)、砂糖、小麦粉、植物油脂、醤油、鶏卵、切り昆布(昆布、醸造酢)/膨張剤、(一部に小麦・卵・大豆を含む
値段:¥120円(税込)/1個(45g)
製造者:株式会社わかさや本舗/北海道札幌市西区宮の沢1条3丁目12-7
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