東寺縁日とは
毎月21日に東寺境内にて開催される屋台になります。
元々、空海入寂(にゅうめつ=高僧が亡くなること)の3月21日に御影堂で御影供(みえいく=空海の忌日にその絵像を供養する法会)を行っていましたが、1239年以降は毎月行われ、現在では漬物屋さんや布屋など多くの出店で賑わうようになりました。
詳細
時間:5:00~16:00
出店数:約1200店※年末のピーク時
入場料:無料
会場:東寺
写真(2021年11月22日撮影 )
【東寺慶賀門付近】
交差点の大宮東寺通(おおみやとうじどおり)に面した慶賀門(けいがもん)付近の出店です。
【鯖寿司】
鯖寿司の他に稲荷寿司や巻きずしなどお寿司を販売している屋台になります。
海に面していない京都市では、福井県の若狭で捕れた鯖に塩を振って魚介類を運搬していました。
いつしか鯖寿司は京料理の1つとして大切な位置づけとなり、専門店や土産物屋さんで数多く販売するようになった経緯があります。
【干し柿】
干し柿・干し芋が非常にお求めやすい価格で販売されていました。
また、境内の出店では干し芋の販売店が数多くございました。
【すぐき】
カブの変種である酸茎菜(スグキナ)を用いた乳酸発酵の漬物であり、京都市の伝統的な漬物の一つです。
小ぶりの商品をお買い求めになる方が多い印象でした。
【だんご】
炭火焼きのだんごはこちらの屋台のみでしたが、団子などの和菓子を販売している屋台は数多くございました。
【手作りきんつば】
実際に鉄板の上で外側を焼いているきんつばのお店になります。
きんつばは元々大阪発祥の和菓子で「銀つば」と呼ばれていましたが、江戸に伝わった1600年代後半に「銀よりも金の方が景気がいい」という理由で「きんつば」と名称が変わったと聞いております。
【漬物/梅干し・ぬか漬け】
梅干しやぬか漬けなどの漬物類は多くの出店で販売されており、様々なお野菜を手ごろな値段で販売しておりました。
【帯留・ちりめん手毬・木綿はぎれ】
小物屋さんも多く、衣類から雑貨まで幅広く販売されておりました。
個人的に京都らしいなと感じたのはお香の屋台で1つだけしかございませんでした。
【乾物/小エビ・タコ・エイヒレ・イワシ】
干しタコはそのまま火にあぶって食べるか、水と酒を混ぜたものに漬けて戻してから調理をして食べるのがお勧めだと言われました。
焼いて食べるだけでも濃厚な味わいがあるとのことで、炊飯にすれば出汁が効いて美味しい炊き込みご飯になると教えて頂きました。
【境内の様子】
特に地元の方が多く利用されており、値段も比較的お安い価格帯で食べ物から小物、衣類や刃物まで多くの商品が販売されておりました。
東寺境内ですが金堂や講堂が拝観できる有料エリアではなく、無料で拝観できるエリアにてお店が出店しておりましたので御影堂(みえいどう)に参拝して見られる方も多くいらっしゃいました。
駐車場
公共交通機関のご利用を強くお勧めいたしますが、都合上、自家用車でいかれる場合のパーキングを掲載いたします。
周辺パーキングの多くが満車となっている場合が多い為、比較的駐車しやすい場所をピックアップしております。
終日30分/200円(入庫後12時間最大料金/600円)
21日のみ(30分)/300円※最大料金なし
弘法市(毎月21日)の日は、料金が変わり最大料金が適用外になります。
月~金曜日
8時~18時まで40分/220円(最大料金550円)
18時~翌8時まで60分/110円(最大料金330円)土日祝
8時~18時まで30分/220円(最大料金1,210円)
18時~翌8時まで60分/110円(最大料金330円)
駐車台数も30台程と多く、東寺まで徒歩10分と最適な立地になります。また、比較的空きがあり混雑が避けれられる穴場となっています。
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