探訪記録
【参拝】
令和2年3月5日
【御朱印】
詳細
【名称】
椿大神社(つばきおおかみやしろ)
【社格】
式内小社、伊勢国一宮、旧県社、別表神社
【創建】
垂仁天皇27年
【住所】
三重県鈴鹿市山本町字御旅1871
11月~4月 5時~18時
5月~10月 5時~19時
※御朱印・授与所は17時まで
※御祈祷時間は8時~午後17時(受付は16時30分まで)
ご祭神
【主神(しゅしん)】
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
【相殿】
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
【配祀】
天之鈿女尊(あめのうずめのみこと)
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
【前座】
行満大明神(ぎょうまんだいみょうじん)
合祀三十二神
考察
三重県鈴鹿市山本町(やまもとちょう)に鎮座する椿大神社
第11代天皇垂仁天皇の第4皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)のご神託により社殿を造営
伊勢国一宮、式内社などの社格を有し、垂仁天皇27年秋(紀元前3年)に建立された事から歴史の長い神社となっております。
当時の社名「道別大神(ちわきおおかみ)の社」は仁徳天皇の御代に「椿」の字を持って現在の社名となり、昭和の初め内務省神社局の調査により全国約2000社の猿田彦大神を祀る本宮であることが明らかとなりました。
三重県下では伊勢神宮に次ぐ参拝者の数と言われる程、初詣客の多い神社であります。
境内
社標と鳥居
入口には「伊勢一之宮 椿大神社」と標された社号標(しゃごうひょう)が悠々とそびえています。
伊勢国には一の宮の神社が「椿大神社・都波岐神社」の二社存在します。
断り乃鳥居(ことわりのとりい)
参道の中腹にある石で作られた鳥居です。
昔、武士が椿大神社の木を無断で伐採し建物を作ったところ、一晩で全焼。
神様の祟りを恐れた武士がお詫びに奉納したと伝えられる。
由来
猿田彦大神はニニギノミコトの降臨に際して道案内をした神様として衢神(ちまたのかみ)や道祖神(どうそしん)として有名です。
また猿田彦神社は同県伊勢市に鎮座する猿田彦神社の御祭神でもあります。
本殿・拝殿
写真は拝殿になりますが奥に鎮座する御本殿は総ヒノキの神明造りになっています。
神明造りは切妻造り・平入りで反りのない屋根を用いた社殿建築で伊勢神宮社殿の系統と言われています。
クロガネモチの木
第56・57代内閣総理大臣の岸信介氏による植樹
クロガネモチはモチノキ科モチノキ属の常緑中高木で若い枝や葉柄(ようへい)が黒ずんでいる事から命名されています。
ツバキ
社名の「椿」は仁徳天皇の御代に霊夢(れいむ=神仏のお告げが夢に現れる事)によって「椿大神社」と称し、現在に至ります。その為、境内の至る所で様々な椿の花を見ることが出来ます。
見頃は一般的に冬から春(11月~4月)にかけてと言われており、品種によっては9月~10月に開花するものもあります。
授与所
御本殿を正面にして左手側に設けられた授与所になります。
お守りや御朱印、おみくじ等を購入する事が出来ます。参拝時間は18時または19時となっておりますが、御朱印は17時までとなっております。
御朱印帳/11㎝×16㎝(小サイズ)
初穂料は御朱印帳+御朱印で1,500円になります。
境内に咲く椿の様子が御朱印帳に現れており、神文の三つ巴(みつどもえ)が裏表紙に配してあります。
年間祭祀
【椿宮獅子神御祈祷神事(つばきのみやしししんごきとうしんじ)】
日本最古の獅子舞として約1300年前より椿大神社に伝わる伝統行事になります。
奈良時代、第45代聖武天皇の御代に疫病が蔓延し、藤原広嗣の乱によって国中が乱れていました。
天皇自らが治世の乱を鎮めるべく、「天下泰安・四海静穏・風雨順時・百穀潤屋」の勅願と共に吉備真備を遣わして神面と獅子頭を椿大神社に奉納させたのが起源と言われます。
現在、獅子舞神事は干支に丑、辰、未、戌の付く年を舞年と定めて3年毎の巡舞作法を守りながら脈々と受け継がれ、三重県指定無形民俗文化財に登録されました。
参照URL
HP:椿大神社
Wikipedia:椿大神社
Instagram:tsubaki_wedding
Blog:椿大神社 椿会館
その他:御祭事
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