名古屋の年末年始/柳橋中央市場の正月食品大売り出し

名古屋駅から徒歩5分の一等地に並ぶ柳橋中央市場(やなぎばしちゅうおうしじょう)

「東海の台所」と呼ばれ、伊勢湾や三河湾など天然の漁場から水揚げされた新鮮な魚介を中心に、国内外問わず多くの食材が並びます。

通常、歩けないほどに混雑するという事はありませんが、年末の大売り出しでは、県内のみならず県外からもいらっしゃる事から場所によっては長蛇の列となっております。

約4,000坪の市場に300店舗近い数のお店が並び、魚介類は勿論、乾物や日用品店、青果の他に飲食店もございます。

【令和6年度 正月食品大売り出し】
期間:2024年12月27日(金)~31日(火)

時刻:4時~12時頃
場所:柳橋中央市場
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目11-3

探訪記録

日付:2019年(平成31年/令和元年)12月31日
日時:07:30~09:00

【柳橋中央市場入口/交差点「名駅四」

最も人出の多い時刻は8時~9時と言われていますが、この時間帯でも市場は混雑しています。

【有頭エビ】

お正月のお節料理で多く用いられる有頭エビです。

例年と同様の価格帯だとお話されていました。

【鮪/まぐろ】

マグロの解体は至る所で行われており、冷凍マグロはブロックでの販売で解凍されたマグロは柵での販売が多い印象です。

見ているだけでも市場の雰囲気を味わえるのでとても面白いです。

【キンキ鯛・キチジ】

一般的に「キチジ」と呼ばれるカサゴ科の深海魚で北海道では「キンキ」の名前で流通する高級魚。

似たようなお魚で「キンメダイ」があり、こちらはキンメダイ科の魚でキンキと比べて顔が丸く、値段もキンキ鯛の半額程になります。

【泥鰌/どじょう】

柳川鍋(やながわなべ)で有名な淡水魚である「どじょう」

卵で綴じないものは「どぜう鍋」と呼ばれ、韓国や中国からの輸入ものが一般的ですが国産になると超高級品として扱われる傾向があります。

【鼈/すっぽん】

低カロリーで高たんぱくとされる「すっぽん」

ビタミンB1、B2が豊富で摂取した栄養素をエネルギーに換える働きを持つ為、栄養豊富で滋養強壮の食材として有名です。

【栗甘露煮】

栗の甘露煮の他、煮豆や栗きんとんなどおせち料理も多く販売されていました。

【河豚/フグ】

ヒガンフグ、コモンフグ、ナシフグなどを別名「名古屋ふぐ」と言うがこれはトラフグやマフグなどの一般的なフグと比べて内臓や皮膚の毒性が強く「当たったら、身の終わり」を「身の終わり(美濃・尾張)」にかけている事から名古屋フグと呼称される。

日本で獲れるフグの約6割が大阪で消費されており、刺身はもちろんですが鉄砲鍋やてっちりとして調理される事が多いようです。

【タイラ貝・タイラギ貝】

ハボウキガイ科の長さが30㎝ほどの貝殻を持つ2枚貝です。

【山葵/ワサビ】

アブラナ科の日本原産の植物「わさび」

粉ワサビやチューブ入りの練りワサビなど写真のワサビとは別に「セイヨウワサビ」を主な原料としており、これらと区別する為に日本原産のわさびを「本わさび」として区別する事が多いとされます。

【鰤/ブリ】

成長するにつれて名前が変わる出世魚として縁起の良さから人気の魚です。

刺身では脂の豊潤さと身の引き締まった食感を楽しむことができ、鍋や焼き物ではほろほろとした身にしっかりとしたコクを楽しむことが出来る魚です。

【ブリの名称】
≪関東≫モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
≪関西≫モジャコ→ワカナ→ツバス、ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリ

【マグロのブロック】

冷凍のマグロを実際に解体しているので圧巻です。

基本的に値札が付けられていますが、無いものはお店の人に尋ねると親切に教えてくれます。

高級魚として人気なクロマグロ(=本マグロ)やマグロのなかで漁獲量の一番多いメバチマグロなどが主体となって販売されています。

【数の子】

ニシンの魚卵を塩漬けまたは乾燥させた「かずのこ」

日本の市場で流通している物の大半は「味付け数の子」「塩蔵数の子」「干し数の子」に分類され、後者にいくにつれて高級品とされます。

味付け数の子以外は、基本的に水に戻すか塩抜きをするかの工程を経て食するとされます。

【海老/エビ】

おせち料理で欠かせないエビは、漢字に「老」が用いられるように、長いひげや体が曲がっている様子から老人に例えられ、長寿の縁起を込めて食される食材です。

【塩サケ】

鮭を英語では「Salmon」と呼びますが、日本で両者は区別されて呼称されます。

「鮭」は天然もので「サーモン」は養殖ものとして区別され、日本に完全養殖のタイセイヨウサケが入ってくるまでは、アニサキスなどの寄生虫の問題から火を通す調理方法で食されていました。

完全養殖で無菌状態の個体が入って来るようになってから刺身や寿司で食べられるようになった背景があり、当初は鮭の名称では生食が広がらないと考えたノルウェー人によって英語名で呼ばれたことが始まりとされます。

【黒毛和牛】

岐阜県は飛騨牛、三重県は松坂牛、愛知県はみかわ牛など東海地方では有名な和牛が飼育されており、市場でも見る事が出来ます。

しかしながら供給量の関係上、基本的には他県産の和牛が多く取り扱われている傾向があります。

【ガザミ/ワタリガニ】

ワタリガニ科のカニで一般的に「ワタリガニ」と呼ばれますが、正式名称は「ガザミ」

この日の市場では1杯1,000円で販売されており、塩ゆでや味噌汁など幅広い調理方法で食され、タラバガニと比べてこちらが好きで好む方も多いと聞いております。

【どて煮・串カツ】

名古屋名物「どて煮」は牛スジ肉を味噌やみりんで煮込んだものになりますが、串カツを注文すると同様のタレに漬けて提供してくれます。

1本100円という価格帯で販売され、多くの方が買い物の疲れを癒しておりました。

公共交通機関の利用

柳橋中央市場までは、名古屋駅から徒歩7分となりますので、公共交通機関の利用が便利ですが帰りは荷物があるのでタクシーの利用が便利です。

 

周辺駐車場(全6か所)

公共交通機関のご利用を強くお勧めいたしますが、購入される食材が多い場合は駐車場の利用が便利です。

マルナカパーキングは大変混雑する為、周辺の駐車場で比較的価格帯の低い駐車場も記載致します。

マルナカパーキング

【料金】
15分/110円(1日打止/1,900円)

女性割引:3時間まで/550円
男性割引:平日2時間まで/550円

営業時間:4時~11時(年末年始のみ変動アリ)

名鉄協商パーキング/名駅4丁目第7

市場まで徒歩:3分
駐車台数:約50台

【料金】
04:00~08:
30:30分/100円
08:30~04:00:20分/300円

名鉄協商パーキング 名駅4丁目第2

市場まで徒歩:2分
駐車台数:約20台

【料金】
15分/200円
入庫から5時間まで/1,200円

ABCコインパーキング

市場まで徒歩:6分
駐車台数:50台(総台数160台)

【料金】
全時間:10分/100円

1F駐車場:24時間以内/2,000円
2F駐車場:24時間以内/1,500円

Simple Parking名駅南1丁目

市場まで徒歩:6分
駐車台数:5台

【料金】
8:00~18:00:25分/200円
18:00~8:00:60分/100円

日曜・祝日:最大800円(入庫から12時間)
18:00~8:00:最大400円

ティーファス柳橋

市場まで徒歩:4分
駐車台数:40台

【料金】
08:00~24:00:30分/250円
24:00~8:00:60分/100円


【参照URL】

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